障害年金の再審査請求について(自己申請)

   

導入

こんにちは。ともうつです。

以前の記事では審査請求について書かせて頂きました。

本記事では、僕が嫁さんの障害基礎年金の再審査請求を代理で申請した経験に基づいて、出来る限り詳しく、その内容や経緯を書かせて頂こうと思います。

 

結論を先に書くと、嫁さんは「気分障害(うつ)」の病名で障害基礎年金の申請をし、初回の裁定では事後重症として1級が認められたものの、遡及分については認められませんでした。

そこで審査請求をしたのですが、残念ながらここでも遡及分は認められず処分の変更なし。

再審査請求までやって、やっと過去5年間(年金の時効は5年)の遡及分である年金約500万円の支給が認められました

以下は、それまでの経緯に関する話です。

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再審査請求

再審査請求の概要

審査請求では、全国にある各地方厚生局の社会保険審査官に対して審査を請求するものでした。

その決定にも不服がある場合は、決定書謄本(こちらの記事に記載)が送付された日の翌日から起算して2か月以内に厚生労働省の社会保険審査会というところに対し再審査請求をします。

これまで様々な障害年金関連本を読んできた中で感じているのは、再審査請求は審査請求よりも比較的主張が認められやすい、ということです。

僕の嫁さんの場合でも、上記の通り、再審査請求に至ってやっと年金の遡及が認められました。

 

再審査請求は、複数の委員で構成される合議において審議されます。

どれくらいの割合で主張が認められているかというと、こちらの厚生労働省の「社会保険審査会 年度別(再)審査請求受付・裁決件数の推移」というページを見る限り、(記事執筆時点で)最新の平成26年度データでは、処理された案件のうち約23%が原処分の変更(取り下げ)or 容認となっています。

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提出書類

審査請求の決定書謄本の一番最後のページに、「再審査請求の用紙を希望される場合は、下記にその旨を申し出れば、交付を受けることができます」とあって、以下の請求先が記載されています。

厚生労働省保険局総務課社会保険審査調整室
〒100-8916 東京都千代田区霞が関1-2-2
電話 03-5253-1111 内線3222

平成26年2月時点での情報ですので、もし変わっていたらすみません。

上記に電話をして、再審査請求の請求書類を取り寄せます。

以下は、当時厚生労働省から送られてきた案内です。

再審査請求の記載用紙の送付等について表

再審査請求の記載用紙の送付等について裏

こちらの案内の表面中段には「再審査請求は、法律上、社会保険審査官の決定書の謄本が送付された日の翌日から起算して60日以内にしなければならず」とありますが、平成28年4月1日に行政不服審査法が改正された関係で、上記期限(60日)が2か月に変更になりました

さらに、以下の「再審査請求書」が同封されていますので、同じく同封されている記載例にそって記入します。

再審査請求書

また、必要に応じて、「再審査請求の趣旨及び理由」という書類にも記入します。ちなみにこちらの書類の作成は任意です。

代理人が請求者本人に代わって申請する場合は、さらに委任状も必要になります。嫁さんのケースでは僕が代理人として委任状を作成しました。

 

書類を作成したら、さっそく書類一式を社会保険審査会宛に郵送します。

重要な書類になりますので、可能な限り書留で郵送されることをおすすめします。

 

書類を提出してしばらくすると、社会保険審査会から、再審査請求書を無事受領した旨の案内が届きます。

そこには、「受付件数の増加により、受付から採決までに要する期間は、事案により長短はありますが、平均で8か月程度を要しています」とありました。

正直言って時間がかかりすぎです。政府は人員を増やしてでも審査期間の短縮の努力をするべきですね。障害年金を請求する側は切実に生活に困っていますので。

 

話を戻しますと、管理人の場合、再審査請求書を提出してから5か月ほど経って、「公開審理」に関する書類が家に届きました。

公開審理とは、再審査請求の請求者或いは代理人が、東京霞が関にある厚生労働省社会保険審査会審理室(要は厚生労働省の会議室)へ出向いて、審査会の委員からの質問に答えたり、こちらから意見陳述などをするための場です。

ただ、この公開審理は、「出席を要求または命令する趣旨のもの」ではありません。上記案内にもその旨明記されています。

ですので、出席するかどうかはあくまで任意ですし、出席しなかったからといって不利な扱いになるということはありません

とはいえ、出席する場合の交通費といった旅費は本人負担(請求者や代理人の負担)ですので、遠方から参加する場合は結構な経済的負担です。これも、これからの課題ですね。

 

管理人の再審査請求結果

管理人の場合は、請求者本人である嫁さんも代理人である僕自身も、公開審理には参加しないことにしました(欠席としてはがきを返送しました)。

実は日時は予め社会保険審査会から指定されているのですが、それが平日の昼で、仕事の都合上からも参加はほぼ不可能でした。

 

そして、それから約半月くらい後だったと思いますが、突然厚生労働省の担当者から1本の電話が入りました。

 

担当者:「再審査請求の審理の結果、原処分を変更することになりました。

僕:「・・・・・??」

 

急な電話だったので、一瞬相手の言っていることが理解できなかったのですが、「原処分を変更」って、もしかして主張が認められたってこと?と思い、念のため、遡及分が支給されることになったのか、障害等級1級としての遡及か、時効はあるが過去5年間分の遡及か、といったことを担当者に確認しました。

すべて、その通りでした。

再審査請求書を提出してから約6か月後のことです。

それまでの苦労が報われた瞬間でした。

 

原処分の変更となったため、後日「再審査請求取下書」という書類を社会保険審査会に郵送で提出し、無事、障害基礎年金裁定請求前の過去5年間の遡及年金額(約500万円)が一括で振り込まれました。

嫁さんも、本当に喜んでくれました。

 

再審査請求については正直期待をしていなかったのですが、審査請求の結果を見て、そこで諦めなくて本当によかったと思います

安西先生の言葉を思い起こしますね(笑)

 

以上、僕自身の再審査請求の申請経験から、できるだけ詳細に経緯などを書かせて頂きました。

これから再審査請求を検討されている方の参考に少しでもなれば幸いです。

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